「越前がに」とは、福井県の漁港に水揚げされる雄のズワイガニのことです。 水揚げされる漁港によって
『松葉ガニ』や『加能ガニ』等と呼ばれています。
同じズワイガニですが、漁場の環境により食味が異なり、中でも福井県沖は好漁場が近く、それ故、日本で最も古くからカニ漁が始まったとされ、近場ゆえ、浜に早く帰ることができ、結果、
ひきしまった肉質で身肉は甘く、ズワイガニの中でもトップブランドの最高級品種となり、「皇室献上品」として広く知られています。
ブランドマークの入った黄色いタグ付きのカニが「越前がに」の証で、越前漁港を筆頭に、敦賀港・三国港・小浜港などが越前がにの水揚げ港となっています。
オスのズワイガニ「越前がに」に対し、メスは「せいこがに」や親しみを込めて「せいこ」と呼ばれ、大きさは雄がにの1/3程度ですが、家庭から食通にまで幅広く人気があります。小さな殻の中には、濃厚でコクのあるカニ味噌がぎっしりと詰まっています。お腹をめくると、鮮やかで朱色の甘味のある内子（うちこ）＝卵巣は、「赤いダイヤ」ともと呼ばれる至高の一品です。また、腹に抱えた外子（そとこ）である受精卵は、ツブツブの食感が楽しめます。ちなみに開高建が名付けの親の「開高丼」はせいこがに100%の丼です。
資源確保の為、漁期は11月から12月までのわずか2ヶ月間足らずなので、まさに期間限定の冬の味覚です。
ズワイガニとは違う種別の紅ずわいがに。生息する水深は紅ずわいがにの方が深く（紅ずわいがに約1,000mズワイガニ約300m）ズワイガニより強い水圧に耐える為、身に含まれる水分は多いのですが、身と味噌にグリコーゲンを多く含んでいる為、独特の甘味が多く、茹でたてを提供する弊社の商品は、豊潤で濃厚なかに味噌が詰まっており、足も水分が多く柔らかいとはいえ、ズワイガニとは違った品の良い甘味があり、甲羅も薄く身が取り出しやすいという特徴があります。 また、リーズナブルな為、存分に食べる事ができます。
ズワイガニと紅ずわいの交配でうまれた黄金がには、数千匹に１匹の割合で水揚げされる「幻の蟹」と言われ、体の色は黄色に近いオレンジ色で「金」のように希少価値が高く、この蟹の名称となったと言われています。紅ずわいがにの甘味とズワイガニのしっかりした身入りの特徴を持ち、ミソはくせがなくさっぱりしているのに奥が深い特徴ある味です。 黄金がには、ほぼ100％がオスであり、世代交代をせず、一世代で終了してしまうこともあり、その希少価値を高める要因になっています。
